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アメリカ留学 その12 アメリカでできた仲間の存在

留学録

3歩進んで2歩下がる

私はこのCESLで9ヶ月を過ごしました。

当初のアメリカ留学の期間を1年と決めて飛び立ったのでほぼほぼその1年をここCESLで多くの留学生と過ごしてきたわけです。

最初は下から3つ目のクラスからスタートした私も同じレベルで2回留まるといったことも経験しながら徐々に英語力を上げて学期末試験をパスしながら何とか最終レベルまで辿り着くまでになっていました。

それでも分からないものは分からない、未だに積極的に手を上げて発言できない、などの永遠の課題はそう簡単に消え去るものではなかったです。

苦楽を共にする大切さ

まず人生において一番勉学に励んだであろう2008年から2009年、決して一人の力だけではここまで来ることもできなかったですし、途中で遊びに明け暮れていたであろうと想像します。

そんな中、何が一番の原動力になりモチベーションになったかというとそこで苦楽を共にしてきた留学生仲間の存在でした。

昨今、テレビニュースや新聞を見れば隣国との政治的・歴史的問題で緊張が走ることもしばしばですが、そこで苦楽を共にした仲間にそのような壁を感じませんでした。

少なからず思うこともあるとは思いますが、一緒に過ごしているその時間がそれらの問題を感じさせないくらいに貴重な時間になっていました。

お互いのアパートで自国の自慢料理でおもてなしをしたり、ゲームをしたり、英語の勉強をしたりと日本に居るときには忙しさやものの豊かさでやり過ごしていた単純な食事のおいしさ、会話やゲームの楽しさなどを私自身実感することができました。

それは同時に他の民族に対する尊敬の念を抱くことや文化を重んじることにも繋がったように思います。

同じ釜のメシを食う

サウジアラビアの友人はいつも夜の12時を過ぎてから共同キッチンで食事を作るのが日課になっていました。

ある日、いつもと同じように食事を作っていた友人から「今日は俺が食事を作って振る舞う」と言って夜の12時から食事を作り出しましたが、すでに食事を済ませていること、もう眠たいことはもちろん言えるはずもなく。

彼はカプサというサウジアラビアの代表的な料理を作ってくれました。

それは大皿の上にご飯が大量に盛りつけてあり、そこに圧力釜で炊いた鶏肉や豆がたくさん散りばめられていました。

そして彼はそれを手づかみで食べ始めて私にも手でやってみろと勧めてきました。

もちろん、私も負けじと手でご飯を丸めようとするのですが、年期が違い過ぎます。

彼は上手にご飯を丸めて手にご飯がへばりつくこともなく美味しそうに食べ続けますが、私は手にご飯がへばりついて中々次の一口に進むことができません。

そんなことでもお互いの文化を知ることができとても楽しかったですし、お互いに不慣れな片言英語で必死に自分たちの国について話をしたことを思い出します。

今では彼らとは世界中で繋がっていますし、何かあれば真っ先に連絡もくれます。

私が留学生活で得たものは想像以上に今の人生を豊かにしてくれています。

これから留学を考えておられる方も、できるだけ多くの国の人と友達になってください。

そしてお互いの国をしっかりと語り合う時間を持ってください。それは他国への尊敬だけではなく、自国への愛着にも繋がると私は考えます。

つづきは次回へ>>アメリカ留学 その13 SIUC

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