留学•ホームステイ•英会話に関するご相談はこちら

アメリカ留学 その4 思いがけない壁

留学録

I-20取得のための準備

前回の続きから書いていきたいと思います。

I-20を巡めぐって思いがけない問題を経験することになりました。

まず、I-20を取得するために大学側に提出する書類を整理してみましょう。

私が申請手続きをしたのが2008年ですので今とは情報が違う可能性もありますが、私が揃えた書類として、まず大学側が発行する①I-20の申請用紙、②預金証明書(英訳版)、③本人以外の残高証明を使用する際は、必ずそれを証明する英文の添付が必要(父親がスポンサーになりますといった文章)、④海外送付用小切手、⑤最終学歴校の卒業証明書(英訳版)、⑥大学入学や編入の際には最終学歴校の成績証明書(英語版)が必要になってきます。

母校とのやりとり

私の最終学歴は、理学療法士養成の専門学校で私が4期生というまだ新しい学校でした。

私は母校に連絡をして⑤と⑥に関して発行依頼をしましたが、歴史も浅い学校であったせいか、英訳版の⑤卒業証明書や⑥成績証明書のフォームがその当時存在しませんでした。

しかし、それらの書類がなければアメリカ留学は一旦振り出しになるので何とか書式を作成して発行してもらえないかとお願いをしましたが、当時の事務長に却下されました。

今でもあの悔しさは忘れることができません。

理学療法士は何も日本だけで活躍することが制限された職種ではありませんし、ましてや母校がこれから世界に挑もうとする卒業生の夢をむしろサポートする立場であって欲しい、そして何よりこれから先に同じような学生がでてきた時に気持ちよく送り出せる母校であって欲しいと思い、諦めずに交渉し続けました。

捨てる神あれば拾う神あり

そんな時に、思いもよらない吉報が舞い込んできました。

それは私が在学していた時にはいらっしゃらなかった先生で2008年以前に赴任されてきたようですが、私の情報を学校内で聞きつけてくれて連絡をくださいました。

その際のやりとりとして、先生が「私の娘が今度あなたの行く大学を卒業したところで良く知っているし、私もアメリカの大学で研究していたので英語版の卒業証明書と成績証明書を作成して学校側の承認をもらってあげる。」と言ってくださいました。

そしてその教授も何を隠そう理学療法士の方でした。

アメリカは皆さんもご存じの通り、とても大きな国で大学の数も約4000校以上になります。

一言でアメリカ留学といっても同じ大学へ入学する偶然は決して多いものではないと思います。

ましてや私の大学選びは検索キーワードにヒットした一番上の大学でそれは奇跡に近い事が起こりました。

一旦閉ざされかけていたアメリカへの扉が大きく開いた瞬間でした。

これもまた行動を起こし、諦めなかった結果ではないのかとその時に強く思うことができました。

つづきは次回へ>>アメリカ留学 その5 長かった準備と渡米まで

コメント

タイトルとURLをコピーしました