大学での楽しみ
大学で一番にしてみたかったことは、ランチタイムにカフェテリアにあるビュッフェで友人と食事をするということでした。
大学にはスチューデントセンターといってカフェが多く入っている建物、その他には映画館、ボーリング場、ビリヤード、ゲームセンター、生協のような店、自習室など時間を潰すにはもってこいの場所が集約された建物が大学の中心にあります。
そこでPTA学友のインド人のアシットと良く二人で食事をしていました。
ブリトラピドというタコスの皮に多くの豆やミンチを詰め込んだボリュームのあるフードが安くてお腹も膨れるので私にとってはおすすめナンバー1でした。
その他にもピザやマクドナルド、サラダバーなど想像していた光景が広がっておりアメリカの大学に通っているんだという実感を強く感じました。
多くの学生が学部、人種を問わず集まる場所ですので人間観察にはもってこいの場所です。
また国によっても食事の形態、取り方、雰囲気まで全く違うのでアメリカにいながら世界旅行している気分でとてもお得な感じがします。
会話の積み重ね
そういう公の場に積極的に出て行くことで例えば日本製の計算機を使っていれば理数系の生徒から「日本製はいいな!良いもの持ってるな!俺のはこれだよ!」なんていいながら気軽に声をかけてきてくれたりします。
そこから会話が生まれ、そして町が狭いので彼らと外で再会するということも大いにありました。そんな積み重ねが、その町で地に足をつけて生活しているという実感を得る大きな要素であったように思います。
是非、これから留学を計画されている方は何度も同じ事を書いていますが、是非たくさんの人と関わりを持ってその町で生活をする(単に留学ではなく)ことを意識してもらえればきっと第2の故郷と呼ぶにふさわしい土地になると私は信じています。
PTAとして働くためには
私がSIUCの学生となり専攻科目もPTA学科と決定した時に改めてアメリカで留学生が働くことの難しさを身にしみて感じました。
それはどういうことかと言うと、以前にもお伝えしましたが、PTA学科は2年制のいわば大学の中でも特殊な学位(Associate Degree)と呼ばれるもので、日本で言うところの短期大学卒業がしっくりくるかもしれません。
もちろんアメリカ国籍の学生、アメリカの市民権を持っているインターナショナルの学生にとってはその学位で働くことに何ら問題はありません。
新たな壁
しかし、アメリカ国籍や永住権を保持していない学生がアメリカで就労するにはAssociate Degreeだけではそれが認められないという決まりがありました(OPTプログラムは例外です)。
私自身もアメリカでの就労をしっかりと下調べして渡米した訳でもないのでもちろん初めて知った事実でした。
それを知る前は、2年間勉強して実習をこなし、国家試験に受かればもうアメリカで一人前のPTAとして働くことができると思っていただけにショックが大きかったです。
では私がアメリカでPTAとして働くには何が必要なのか?それは最低限4年生大学卒業の学位である学士(Bachelor Degree)です。
私は日本では専門学校卒業なので学士というものは日本でも取得できていませんでした。
そこでもまた新たな壁が目の前に立ちはだかり、先の長い戦いになるのを覚悟しました。
つづきは次回へ>>アメリカ留学 その18 アメリカでの学位や単位取得について
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