英語の能力は
- 読む力 Reading
- 聴く力 Hearing
- 話す力 Speaking
大きく分けてこの3つです。
留学の目的は人によって異なるので、どれを高める必要があるのか、それは人それぞれです。
大学で勉強するためには、この3つの能力をバランス良く高めることが求められます。
でも会社で働くためには、もしかすると専門用語を勉強することで、ある程度の会話が成立するかもしれません。
そんな英語力「読む・聴く・話す」について、どうやって身につけていったのか僕の経験を順番にご紹介したいと思います。
この記事では最初の英語力「読む力 Reading」について書いていますので、しっかり読んでください。
語学学校時代
その前に少し語学学校時代の話にお付き合いください。
まず、語学学校に入って痛感したこと。
日本人はペーパーテストにはめちゃくちゃ強い。
つまり、読む力はダントツです。
だから、クラス分けでも上級レベルに振り分けられることが多い。
しかしカンのいい人なら分かると思いますが、上級レベルの留学生は、読めるし、聴けるし、話せる。
日本人は、読めるけど、聴けないし、話せない。。。
結局、クラスのレベルを下げざるを得ないことになるのが、留学生あるあるです。
ここだけの話ですが、日本人の父母を持ち、日本国籍を取得しているネイティブ日本人の僕の場合は、読めない、聴けない、話せないの3拍子が揃っていたので、ちょうどいいクラスからのスタートでした(笑)
要するに日本で受けてきた英語教育では、アメリカで”生きる・学ぶ・暮らす”ためには、ほとんど役に立たなかったことが分かった瞬間でした。
読む力 Reading
それでは、本題の読む力についてです。
日本から来た留学生は、この読む力は長けています。
大学の交換留学で来ている学生は、文法問題や長文読解は、お手のモノです。
とにかくスラスラ問題を解いていく。
焦る自分。。。
さて、語学学校ではどんな授業をしているのか?
みなさん、気になりますよね。
ぼくが入ったCESLでは読む力に関しては、2つの授業(Class)がありました。
- 文法の授業 グラマー(Grammar)
- 読解の授業 リーディング(Reading)
まず、根本的な壁にぶち当たります。
英語で英語の文法の説明をされてもさっぱり分かりましぇ~ん(汗)
文法なので、名詞や形容詞、動詞や副詞などの組み合わせです。
文法は、一度それらのパズルの法則が分かれば、それほど難しくないと言われています。
しかし、僕には・・・
冷蔵庫って何て言うんだっけ?
その名詞をそもそも英語でなんというのか。
動詞をなんというのか。
副詞ってどんなやつだったっけ?
そのレベルで分からないのです・・・ハイ(汗)
例えるなら、パズルの箱を見てパズルのピースかどうか悩んでいるレベル。
だから、パズルを通り越して、暗号であり、難解な呪文です。
必死に電子辞書を使って、先生が黒板に書く英単語を日本語に変換していたのを思い出します。
だから最初は、電子辞書は必需品です!
意味を推測する
でもいつしか、そんな大切だった電子辞書くんを手にする頻度が減ってきます。
単純に知っている単語の数が増えることもありますが、なんと言っても前後の文章や流れから分からない単語が何を意味するのか推測できるようになるのです!
留学して3年経ったころには電子辞書くんが、部屋の片隅から寂しさと応援の複雑な表情で僕を見つめながら送り出してくれることが多くなりました
( ; _ ; )/~~~
え?電子辞書がいらないなんて、そんなことできるの?って、思うでしょ?
できるんです! そう、僕ができたんだから、あなただってできちゃうんですっ!!
なぜそんなに自信を持って言えるのかって?
その証拠に、CESL入学から4年後2012年の秋。
アタクシ、アメリカ理学療法士協会(NPTA)のPTAライセンスの国家試験、無事に1発合格しました。
その話は、また別の機会に。
何が言いたいかというと、たった4年で英語が全部分かるわけないし、ましてや医学用語なんて、聴いたことも見たことのないもので溢れています。
でも受かったんですね。
前後の文章から分からない単語がどういう意味を成すのかを推測する力がついてたんです。
読まない
これは、CESLで受けたリーディング(Reading)のおかげですね。
一体何をするのか?
結論から言うと、全部読まない。
いや、むしろほとんど読まない。
ドユコト????
てなりますよね。
スキミングとスキャミング
例えば、A4のペーパーに英語の文章が書いてあるとします。
それを、斜めにさらっと見るだけなんです。
スキミングやスキャミングと言う方法です。
- スキミング とにかく斜め読みの反復練習。要点だけを取る読み方。
- スキャミング 大事な文章に狙いを定めて、必要な情報だけを取ること。
これを繰り返し、繰り返しひたすらやるんです。
A4びっしりの英文であっても、遅くても5分以内に内容を理解する。
裏表あっても、8分以内。
まさに地獄でした・・・
でもこの2つの手法を使って練習を重ねると、要点が分かるようになってきて、書き出すことがだんだんできてきます。
少しでも分かるようになると、めちゃくちゃ嬉しいですよ。
まずは、自分が大事だなと思う単語や文章を推測でもいいので、マーカーで引いてあとからゆっくり見返してみてください。
それが本当に大事だったのか、答え合わせをするんです。
慣れてくると、その正解率があがってきます。
そこまでくれば、長文読解はもう怖くない!
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