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アメリカ留学 その27 研修を重ねるごとに

留学録

理学療法士の枠にとらわれない

研修は2011年から始まり、年に2回のペースで行っています。

それは私が帰国して島田病院に勤務してからも変わることなく同じペースで進めています。

唯一の違いとすれば、見学施設などの交渉は日本からになるので時差でコーディネートがやや難しくなった感じです。

理学療法士ではありますが、こういった現地でのレンタカーの手配、ホテルの手配、スケジュール作成、何から何まで全て私がコーディネートさせていただくので旅行会社でも働けるなと思いながらいつも楽しく取り組んでいます。

そんな研修も先ほど少し触れましたが、8回目を2015年の6月に終えたばかりですが、もう次の12月の研修スケジュールのコーディネートに入っています。

研修のコーディネートで拡がったネットワーク

最初2,3施設から始まった研修ですが、今では西はアリゾナ州から東はオハイオ州まで25施設を超える医療機関やスポーツリハビリテーションセンターなどとネットワークを構築することができ、研修テーマやスタッフの職種によってその研修先をアレンジメントしています。

のべ31名の法人の仲間がアメリカ研修に参加してくれて、色々な刺激を得て帰国後はぁとふるグループで活躍してくれています。

継続は力なりと言いますが、本当にその意味を実感しています。

研修内容も充実してきており、最初はアメリカの医療を学ぶスタンスでとにかく知ることに重点を置いていた研修が、研修を重ねるごとにスタッフ自身が日本の、そして私たちが行っているヘルスケアについても発信したいと思うようになってくれて、視察先でお互いのヘルスケアをディスカッションする光景が当たり前になってきました。

また、医療視察だけに留まらず、現地でのホームステイや英会話教室、スポーツ観戦などアクティビティも充実してきてようやく研修と呼んでも名前負けしないものに仕上がってきたと感じています。

外に出て分かること

この取り組みを2014年に帰国した際に長崎で開かれたリハビリテーションケア合同研究大会2014で発表させていただきました。

たくさんの方に興味を持ってくれて聴講していただきました。しかし質疑応答では、うらやましいやすごいなどの言葉がほとんどでした。

これも最初に感じた事と同じですが、その組織の中で普通に行われている事はそこで働くスタッフにとっては当たり前なのかもしれません。

しかしこのように外に発信すると意外にそれが当たり前ではないことに気づかされることが多いように感じます。

ヘルスケア産業に関わらず、自組織から一歩出ることで改めて自分の置かれた場所の凄さ、居心地の良さなどを実感するのだと思います。

大きな視点で見れば、それは国外から見た日本という国、また他施設から見た自病院などといった感じでしょうか。

私はアメリカ研修の広報をする際に常々スタッフに伝えていることがあります。

決してアメリカの凄さを思い知る為に研修に参加するのではなくて、遠い国から日本という国、そしてはぁとふるグループを振り返って感じる思いを大切にしてくださいと伝えています。

これは外に出た者が伝え続ける使命があると思いますし、そういった仲間を多く持つ組織はどこにも負けないと私は思いますので、アメリカ研修の仲間が増えていくことがとても心強いです。

きっかけは友人の一言で始まった研修ですが、月日を重ねて研修は着実に成長していると実感しています。

自分が見て感じてきた事をこれからも多くのスタッフに伝えて次に踏み出そうとしている仲間の少しでも後押しが、この研修を通してできれば意味のある研修ではないかと思います。

そしてこれからも現状に満足するのではなく少しでも良いヘルスケアをこの地域で提供できるように良いもの作り出していきたいと思います。

つづきは次回へ>>アメリカ留学 その28 Bachelor Degree(学士)取得!

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